てわけでコラムです
ラジコンではリバウンドっていう設定項目があるってことを昨日聞きました。
調べてみると測定方法が結構バラバラでなんとも。
ちょっとまとめてみました。
リバウンド測定方法の派閥を調べる
リバウンド測定方法、って言っても色々派閥があることがわかりました。
この辺が統一されていないので、「リバウンド5mm」って言ってもいまいち「?」ってなることが多く混乱の原因になっているようです。
調べて出てきた測定方法について書いておきます。
・サスアームの下で測るよ派
タイヤ外してサスアームの下、サスピンの位置で測る、という派閥です。
これはドループ量、というらしいです。
ヨコモなんかはこれで統一されてますね。
上の画像ではヨコモの車高ゲージ使ってますが下のタミヤの車高ゲージでも同様に使えます。
この車高ゲージはラジコンはじめてすぐに買ったやつです。
車高ゲージは一回買うとずーっと使えます。ラジコンはじめたら早目に買ってしまうのが吉。
ちゃんとやる場合は、
[TRFシリーズ(ツール) No.156ドループゲージ用ブロック]をシャシの下に置いてシャシを持ち上げて、
[タミヤ TRFシリーズ No.155 ドループゲージ] で測定、という感じになるようです。
めんどくさいですね。
・ホイールアクスルの高さで測るよ派
ホイールアクスルの高さを測る、という派閥もあります。
こっちの方がいくらか簡単。
でもキャンバー角を変えるとアクスル高さも変わっちゃうんでその辺困りものです。
上記2個は、どちらも車高を調整したあとタイヤを外してから測る、という手順が必要になります。
・[車高]マイナス[シャシ持ち上げてタイヤが離れるまで]の高さだよ派
まず車高を測り、そのままシャシを持ち上げて、タイヤが離れるまでの高さで出す、という派閥です。
車高が6mmで、タイヤが離れたのが11mmなのでリバウンド5mm、て感じです。
一見めんどくさいのですが、下記のツールつかうと非常に手軽に測れます。
タイヤを外すことなく測定できますので、車高を変えても即調整可能、というのが利点です。
持ってない方は見かけたら即買いをおすすめ。
イーグル模型 3581V2-LBL ライドハイトゲージ3mm~18mmライトブルー
OPTION No.1 簡単ハイト&リバウンドゲージ (タミヤブルー) NO-127TB
というのも同じツールですが、販売リンクが見当たりませんでした。
使い方は、まずシャシの下に入れて車高を測り、
シャシを持ち上げてタイヤが離れる時の高さを測ります。
(持ち上げて離れるときよりも、降ろしていって接地するときの方が触感としてわかりやすいです)
このツールだと持ち上げても追随してくれますので、簡単に測れます。
ぜひ上のリンクから買ってください。
・イモネジの長さで測るよ派
タミヤ車のリバウンドはサスアームに入れるイモネジ(ホロービス)で調整するのですが、そのイモネジの飛び出し具合で測る、という派閥もあります。
タミヤ系ツーリングカーの説明書だと、初期設定はこれでやってますね。
しかしシャシによってはイモネジを45度回転させただけで、リバウンドが1mmくらい変わったりしますし、飛び出している量って数ミリで測定しにくいのであまり正確には出ない印象です。
初期設定はこれでやって、コースでの調整は他の方法でやった方がいいと思います。
・どれでやればいいの?
今のところどれが主流派、といえるほどのデータがないので気に入ったものを使ってください。
毎回同じ方法でやることとデータを取ることが重要です。
ちなみにおいらは「[車高]マイナス[シャシ持ち上げてタイヤが離れるまで]の高さだよ派」です。すげー楽だから。
新車(ていうか改造車)組み上げた場合は前後ともリバウンド5mmに設定し、あとはコース走って調整しています。
だいたいフロントは少なくなって、リアは多くなる感じです。
・そもそもリバウンドはどうやって調整すんの?
ツーリングカー系はここのイモネジ(ホロービス)をねじ込んだり抜いたり、で調整します。
ねじ込む方向に回すととリバウンドは少なくなります。
抜く方向に回すとリバウンドは多くなります。
ねじ込む方向に回すとサスアームは浮き上がる方向に動き、動く量が少なくなります。
抜く方向に回すとサスアームは降りていく方向に動き、動く量が増えます。
わかりにくい説明ですいません…
・で、リバウンドを調整するとどうなんの?
コースや路面状況、車のセッティングにもよりますが、
リバウンドを大きく(多く=いっぱい動くように)すると、グリップがよくなる印象です。
例えばリアのグリップが悪い場合は、フロントのリバウンドを少なくする、リアのリバウンドを多くする、といった感じで調整しています。
ただリバウンドが大きくなると、動きがもっさりしたり引っかかる感じがしたり切り返しがだるくなったり、という感じがしてきますのでそこら辺は実際に走って自分の好みで調整してください。
おいらの調整方法としては、「フロントが勝ち気味だからフロントのイモネジを45度回してリバウンドを減らそう」「リアグリップが無くて巻き気味になってるからリアのイモネジを90度回してリバウンドを増やそう」て感じでやってます。
私の場合、セッティングの順番としてはリバウンドは後ろの方で考えています。
最初にタイヤを決めてその次にボディとウイング、その次にダンパー関係です。
ダンパーもバネ決めてその次にリバウンド、て感じです。
セッティングの順番についての詳細はこの辺で。
https://h-hobby.net/2020/05/26/post-3007/
いったんセッティングを決めてしまったら、その日の路面変化についてはリバウンドのみで対応、という感じで割り切ってやってしまうのも手だと思います。
また、車高を変えた場合はリバウンドも変わりますので、再度調整してください。
・タミヤのTT-02系でリバウンド調整するのはどうすればいいの?
無印TT-02の場合、ダンパーのシャフト長を調整することでリバウンド量の調整ができます。
ダンパーをばらしてピストン抜いてスペーサーを入れて再度組み立て、となりますので、かなりめんどくさいです。都度オイルも入れなきゃいけないし。
3mmのスペーサー入れたけどやっぱり2mmにしたいな、って場合はまたばらしてスペーサー入れ替えて組み立て直し、ってことになるので割とうんざりします。
TT-02Type-SやTT-02Type-SRの場合は、下記のオプションを入れることで調整可能になります。前後に入れる場合は下記のものが2個必要です。
OP.1638 TT-02 TYPE-S スチールリバウンドストッパー (2個)
これかなり重要なパーツだと思うんですが、結構な値段がするのでまだ入れてません。
えへへ。