ロールキャンバーとかダンプステアって単語あるよね?検索しても出てこなかったんでおいらの記憶違いかもしれないんですが、その話しです。
BT-01でリアのトーコントロールいじったらすげえ効果あったんで自分の整理も含めてまとめてみました。
・ロールした際のキャンバー角の変化について
アッパーアームとロアアームが同じ長さかつ水平の場合、ロールしてもタイヤのキャンバー角は変わりません。
下はタイヤを正面から見た場合の図。

②はアーム可動範囲。
③はアームが傾いた際のキャンバー角の変化。変化しないの。
でも一般的なラジコンってアッパーアームの方が短いのよ。
下はアッパーアームが短い場合のアームが傾いた際のキャンバー角の変化。超変化する。わかりやすいように書いたのもあるけど。

昔のシャシはアッパーアームの長さを変えられるように穴がいっぱい空いてたんですよ。
おいらはほとんどつかわなかったけど。理解できてなかったから。

でも最近のシャシはあんまり選択肢が無いんで、ロールした際のキャンバー変化なんかはあんまり気にしなくなった、てことかしら。
言っときたいのは、ロールした際にキャンバーが付くのが「良い」とか「悪い」とかではなくて、好みに合わせてください、ってことなんでその辺は注意。
ついでに書くと、リアはこの考え方でいいんだけど、フロントはステアリングワイパーが引っ張るんでちょっと事情が変わります。
・ダンプした際のタイヤ角度の変化について
トーコントロールシステムの車って、ダンプした際トルクロッドがナックル引っ張ってタイヤの角度、トー角が変わるのよ。
下図はその説明。TC-01とかTA08のリアを正面から見た感じ。

トーコントロールのトルクロッドが水平の時、トー角は一番アウト側になります。
でも②のように、ダンプしてナックル側が高くなるような角度が付くと、オレンジ矢印分ナックルが引っ張られるんでタイヤがイン側に向きます。

水平時に一番アウトになるんで、1Gでは斜めになるようにセットして、ダンプした時に水平になるようにセットすればトーアウトとなり、コーナーでのリアの巻き込みが無くなる方向に。
逆にダンプした際に斜めになるようにセットすればより曲がる方向に。
って感じで調整可能になるのでは、と。
これはおいらのTA08。

1Gでこんな。
ナックル側が少し上がってるんで、ダンプした時は更に上がってトーインとなります。
TA08が出て5年、今知った。
・終わりに
BT-01のタイヤ選択とか曲がらない対策とかやってて、リアのダンプステアいじったらすげえ変わってビビりました。
ダンプステアとか誤差だろ関係無いだろ味付け程度だろ、とか思ってたのに、普通に走ってたのが即ハイサイドするようになって効果てきめんなんですよ。
おいら自身そんなに理解してなかったんで、これは整理しなきゃだめだわ、ってことでまとめました。
それにしてもBT-01ってすげえ車だわ、色々考えさせられて勉強になる。
タイム縮めようとするとすげえ色々考えなきゃいけないのよ、超おすすめ。

タミヤ 電動RCカーシリーズ No 733 BT 01シャーシ 58733