徹底攻略「タミチャレタイヤ(タミヤ チャレンジカップ接着済みラジアルタイヤ)」その2

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ミディアムナローレーシングラジアルの話し

前回ミディアムナローレーシングラジアル(タミヤ チャレンジカップ接着済みラジアルタイヤ)を大量購入し硬度を測りました。

今回は柔らかいタイヤで走行するとどうなのか、硬いタイヤはどうなのか、を実走して調べていきたいと思います。
※屋内カーペットの常設コースでの話しです。

・レッツ走行!

事前に中古の適当なミディアムナローレーシングラジアルでセットを出したTA07タミチャレGT仕様車に、テストするタイヤを履かせて、5周程走ってフィーリングを調べます。

気温は24度、路面温度は28.3度、まず柔らかい4本でコースイン。

・柔らかい方4本(GIOF)

非常にクイックになった印象。
曲がるしリアもしっかりグリップしている。
でも結構気を使う操縦になる。一発のタイムは出そうだけどタミグラなんかの乱戦ではきつい感じ。

・硬い方4本(MBKH)

マイルドになりかつややアンダーになるが曲がりきれないほどではない。操縦は楽。
アンダーはセット変更やプロポの舵角変更なんかで対応できそうだけど、タイヤが減ってグリップが悪くなるときつそう、新品タイヤのグリップ頼りな感じ。

・柔らかい2本を前に、硬い2本を後ろに

クイック気味、インフィールドがすごく楽。
リアグリップもそれほど負けていないので巻くことは無いけど、タイヤが減ってリアのグリップが無くなるときつそうだ。
なんだかこの組み合わせだけリズムが崩れてコーナー手前で壁ドンを何度かしてしまった。表現が難しいんだけど、曲がりの中心というか曲がりのタイミングが他の組み合わせと違う感じ。

・硬い2本を前に、柔らかい2本を後ろに

安定していて操縦しやすい。鼻歌歌いながら操縦できる感じ。
だが曲がりが足りなくてインフィールドがきつい。
もう少し曲がってほしいがこれもセッティング変更でなんとかなると思う。

・結果

やっぱり柔らかい方がグリップする、という、まあ当然の結果となりました。
※屋内カーペットの常設コースでの話しです。

まあそりゃそうだ。
曲がる曲がらないはおいらの感覚が判断基準なんで、わかんなかったらどうしようか、と思ったんですが如実にわかって一安心です。ほんとわかりやすく変わります。
タミグラタミチャレ参加者及び参加を検討している方は参考にしてください。

今回画像が少ないので走行後のタイヤ画像入れておきます。

サイドウォールをグニグニやってもあんまり意味が無さげなので、購入後に硬度計で測るなり重さ測るなりした方が確実です。

タイヤを測定する場合、硬度計はこのA型を使ってね。

OBEST デジタル硬度計 A型 ゴムタイヤ硬度計

・その結果、どう運用すればいいの?

じゃあ硬いタイヤは使えないのか、となるとそうでもなくて、グリップを逃がしたいときは硬いタイヤを使えばいいし、って感じで使えると思います。

「リアに柔らかいタイヤを履かせる、フロントには硬いタイヤを履かせる」ていうのが一般的なセッティングです。
INFINITYのJillesさんもそんなことを言ってましたんでまず間違いないかと。

非常に参考になる動画

セッティングの基本としては、「まずリアのグリップを確保」なのでリアに柔らかいタイヤを履かせるんでしょうね。

実際の運用方法としては、3セットとか4セットとか一気に買ってしまい硬度(か重さ)測定してマッチング、柔らかいタイヤはリアに、硬いのはフロントに、を基本に、その日の路面状況やレイアウトに応じて運用、という感じでやってみてはどうでしょうか。
っていうかカツカツの方はそういう風にやってるみたいです。
気持ち悪いですね。

今回は4セット買って「一番柔らかいタイヤから4本」と「一番硬いタイヤから4本」という風に試験しましたが、例えば試験当日のDoさんの路面状況やレイアウトでおいらがレースに参加するならば、「前はやや柔らかい2本、リアは柔らかい2本」という組み合わせでいけたんじゃないかなあ。そんでグリップ上がってきたら一個硬いタイヤを使う、って感じで。

ラジコンの8割はタイヤで決まりますので、レース出る方は労力(とお金)かけて無駄になることはないと思います。
食わないからと言って捨てるわけでもないし。
とりあえずロットがばらつくようにお店回って4セットくらい買ってしまいましょう。
ついでに硬度計も。タミチャレタイヤ1セット買うくらいの値段でタイヤの素性がわかるんで安いもんだと思います。
硬度計は色々種類があるんで下のリンクから買うのが間違いなくていいですよ。

OBEST デジタル硬度計 A型 ゴムタイヤ硬度計

・よしやってみるか、という方への注意

タイヤ(っていうかゴム)の測定は雰囲気温度が重要なので、大量に購入して一気に測定してしまうことをおすすめします。
硬度は本来なら23度±2度の環境下に統一して測定するらしいです。
個人でデータ運用するのでそこまでこだわる必要はありませんが、タイヤは温度が変わると硬度も変わります。同じ日に同じ時間で、手の温度なんかも影響しないようなるべく手早くやってしまいましょう。

・ついでにロットの見方も。

「5本スポークホイール白 接着済みラジアルタイヤ4本 24mm・オフセット0 タミチャレ公認タイヤ タミヤ 47302」のパッケージタグには、こんな感じで数字が書いてあります。

163420
212220
223220

完全に想像ですが、実際にこのタイヤを買った時期とお店の商品回転率の予想、ついでにおいらの経験から、

2020年の5月24日の週に製造された。のでは?

こんな感じなんじゃないかな、と思います。(あくまでも想像)
真ん中の2桁の数字「32」はわかりません。ラインと時間かな?
正解知ってる方は教えてください。

今回は確認できませんでしたが、ロットによって食う、食わないがある、という話しですので、もしかしたら硬度平均が50くらいのものもあるかもしれません。
新しいロットが店頭にならんだら即1セット購入して測定、食うタイヤだった場合は大量購入!してみてはどうでしょうか。お店も喜ぶし。

・タイヤについている白い粉について

この白い粉、たまについているタイヤがありますが、これはブルームと言って鮮度を

これはゴムを型から外しやすくするための離型剤、シリコーンパウダーだと思います。
Doさんで並んでたタミチャレタイヤを観察していたのですが、粉がついている場合はパッケージに入っているタイヤ4本全部についていました。
粉がついていないタイヤはパッケージ4本全部ついていませんでした。
ついているタイヤとついていないタイヤがあることを考えると、ラインとか時間によって塗布量が違うのかな、とか予想しています。

で、この粉ですが、ついているタイヤが食うのか、ついていないタイヤが食うのかはわかりませんが、表面についているとシリコンだけに滑ると思います。
拭いておいた方がいいでしょう。

後に調べたらブルームそのものでした。
主に紫外線やら酸素やらでの劣化対策でゴムに練り込んであり、時間の経過とともに表面に出てくるらしいです。
出てきたところで品質に変化は無い、ということです。
まあ走行に際しては拭いた方がいいんじゃないかしら。

とりあえずこんな感じでいったん終了、次は2本パックのSP1023ミディアムナローレーシングラジアルタイヤを調べるか、寒くなったころに(覚えていたら)温度について調べてみます。
乞うご期待!

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