タミヤ 42354 ビッグボアダンパープラスを作る

タミヤ 42354 ビッグボアダンパープラスを作る
タミヤ TRFシリーズ No 254 ビッグボアダンパープラス RCパーツ

タミヤ TRFシリーズ No 254 ビッグボアダンパープラス RCパーツ

奥さんに「クリスマス何欲しい?」って聞かれて、
「どうしよっかなー?」
「なんでもいいよ」
「じゃあアソシ!」
あ゛?
「… ジョーシンさんでビッグボアダンパーが安いんでそれを」
「そんなのでいいの?」
「はい…」
というわけで買ってもらいました。

・ビッグボアダンパープラスってなんだ?

一時期全く見かけなくなって絶版になったと思ってたんだけどしれっと再販されていました。
説明では、

TRFダンパーに比べて、シリンダーの内径を広げてオイル容量を約10%アップすることで、サスペンションのグリップ力を高める高性能オイルダンパーです。
鏡面処理したアルミシリンダー内部をHLコートしてスムーズな作動を実現。ダンパーオイルの汚れも防ぎます。
さらに、初動に優れたシリコンOリングやフッソ樹脂製ピストン、アルミスプリングリテーナー、チタンコートピストンロッドを装備。
ダンパーエンド・トップには、樹脂素材と形状を見直して強度アップとダンパーの基本性能を高めるTRFダンパー用強化Vパーツを使用しました。

となっています。以上公式より。

シリンダーの内径を広げることでオイル容量が10%アップ、って書いてあるけどオイル容量とグリップって関係無いんじゃないかしら。
オイル容量が増えるというか、ピストン面積が大きく(広く)なることで抵抗が増して動作が緩慢になる、てのは想像つきますが、それがグリップにつながる理屈がわからない。

ついでにピストン面積が大きくなって動作が緩慢になるのと、硬いオイルを使うことで動作が緩慢になることの差もわからない。
いや、差があるのは想像できるんだけどどういう差になるのか、その差を感じられるかどうかがわからない。

まあいいや、物欲もあって買ったので作っていきまーす。

・作ります

作成にあたってわかんないところ、困ることは無いと思いますがどうでしょうか。
ピストンの片面に溝が掘ってあって、そっちを下面にしろ、て指定があるんで天地注意。

わかるかな?

オイルは最近使うことが多い300番を入れます。まだ寒いし。

新型V部品使ってる人は気が付いてると思うんですが、リテーナーが入りにくいですよね。
樹脂パーツが太いんで削った方がいいと思う。

完成したのがこれ。

・消耗品補修部品やセッティングパーツは?

まず消耗品。
OリングですがOP574のシリコンOリングが同梱されているみたいです。
TRF419には純正で使われてて、「42137 TRFシリーズ(パーツ) No.37オイルダンパー用コンペティションOリング」が使われている模様。
まあこの辺は路面や好みや自分のお財布考えて、OP574でも42137でも42359でもいいんじゃないかな…。

オイルシールはOP576 TRFダンパー用オイルシールです。ビッグボアだけどSSBB用じゃないのね。
ロッドガイドは一体型で42359です。カスタマー扱いだし704円とかするんでこだわりが無ければOP574の方が安いしシリコンOリングもついてるしいいんじゃないかな、と…。
ピストンロッドはOP850のチタンコートのノーマル長ロッド。
ピストンはよくわかりません。

付属している黒いOリングとか青いウレタンブッシュはこう使います。

フィーリングとかグリップ感が変わるんで色々試してみてください。
「前だけウレタンブッシュ入れてみる」とかやると変化がわかりやすいと思います。
前だけ入れてオーバーになったらグリップが良くなった、アンダーになったらグリップが悪くなった、てことです。


ウレタンブッシュですが、タミヤ製で一般に売られているのはピンクのやつ
でも付属が青いんですよね。

タミヤのラジコン関係で赤系統と青系統があれば、大抵は赤が柔らかくて青が硬い、て感じになってるんですが、これはどうでしょうかね?
触った感覚ではよくわかりませんでした。
ちなみに黄色は普通。

そんでバネ。
付属してるのがスーパーソフト4本です。
セッティング変更用として42278TRFダンパー用大径スプリングセットが使えます。もちろん他にも使えるのもあるけど。

タミヤ TRFシリーズ No 178 ダンパー用大径スプリングセット 42278

タミヤ TRFシリーズ No 178 ダンパー用大径スプリングセット 42278



欠品祭りのダンパースプリングですが、これはまだ(2024年1月現在)買えるみたい。

・そして走行フィーリングはどうだ?

バネはフロントスーパーソフト、リアソフトで決め打ち。レッツ走行!

て思ったんですがまだ走ってないのよね…。

厳冬期の北海道で走ったところでわかんねえや、てのが正直なところ。
春になってから試すんでこうご期待!!

で終わらせるのは何なので、一般的な話しをすると、最初に書いたけどシリンダーの内径が広がってピストンの面積が広がることで抵抗が増えるんでゆっくりした動きになり、マイルド気味な動きになるんじゃないかしら。

私は弱アンダーかつマイルド、て動きが好きなんで、私には相性がいいダンパーになるような気もします。
が、最近はテクニカルなレイアウトのコース走るのが多く、動きの軽快さというか切り返しの速さを求めて柔らかいオイルを使ってたりするので、その辺どうなるのかなあ、というのもあります。

初心者にはマイルド気味な動きの方がいいと思うんで、「TT-02買いました、CVAダンパーからアルミダンパーに買い替えたいんだけど」て方にもおすすめできます。

あとGEN2乗せたTC-01にもすげえいいと思う。ベストマッチだと思う。

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