とか書いてたらSP1023ミディアムナローレーシングラジアルタイヤが変わってるっぽい

とか書いてたらSP1023ミディアムナローレーシングラジアルタイヤが変わってるっぽい

6月20日、ツイッター眺めてたら「ミディアムナローレーシングラジアルが変わってるよ」って。
ロシアの制裁にひっかかってるのか6月25日の段階でも北海道方面には届いてないみたいなんで、一足先にジーワークスさんの通販利用して4セット8本ゲット、色々調べてみます。

これだー!!

これだー!て書いてるけどパッケージの写真撮り忘れちゃった。

税関で止められることもなく無事到着。火曜に岡山に注文して北海道に木曜着、ってんだから超速い。鮮度が求められるネタなんでありがたい。
急ぎの時やどこ行っても見当たらない物なんかはジーワークスさんの通販あたってみるのおすすめです。もう一回URL書いちゃう。

https://www.rcgarageg-works.com/g-online-shop/

届いたのはロットNo673033

外観の特徴として、

・パーティングラインが低い
パーティングラインが精密ニッパーでも切れないくらいしか無いんで、カットする必要がなくなった感じ。

・パターンが小さくなってる
溝が太くなってます。まだ金型新しいからかパターンのエッジも綺麗。

新ロット新品(左)と旧ロット新品(右)

・形が綺麗
4セット8本買って調べましたが、昔あったキカイダーみたいなタイヤは無いみたい。
前ロットより丁寧な作りになってる感がありますね。

・バレルタイヤっぽくなってる
少しなで肩になってます。

・タミヤロゴが変わってる
フォントが胡散臭くてパチモン感が出てます。
ツイッターで画像見たとき「供給不足でとうとう偽物が出たか!?」とか思っちゃった。

・直径が小さくなってる
これ一番でかい変更。ちょっとやばい。

・袋の折り返しが無い
袋の折り返しがなくなってるんで、「へー」と思ったら1個だけ折り返してあった。
今までの製品を考えると多分折り返してあるのが正しい。

旧ロット(左)と新ロット(右)

作業指示がちゃんとしてなくて出荷前検査ですり抜けて受入検査でもすり抜けたんだと思う。次からはきつい検査の基準で抜き取ってください。

ちなみにインナーは変わってないみたい。

新ロットのインナー

レッツ硬度測定!※硬いからダメだ、てことはありません。

確保してた旧ロットと比較してみます。
所有してる新品旧ロットの中からランダムで選んだ4本と購入した新ロットを8本です。

表にするとこう。

今までのが普通だと思ってたんで新ロットのばらつきの少なさに驚愕します。
わかりやすくいうと「明らかにハズレ」てタイヤが無くなってます。工程でハズレタイヤを排除して平滑化してんのかもしれないけど。
こんだけ平均化されていれば、随分扱いやすいんじゃないかなあ。
母数8なんでよくわかんないけど総じて2σくらいに収まってそう。
おいらはタイヤっていうかゴムについては素人だけど、これ結構すごいんじゃないでしょうか。

硬度順でソート。黄色が新ロット。

柔らかいのは新ロット、て感じですが「柔らかいからいい」てわけでもありません。

組み立てて直径測定

オフセット2デッシュに組み込んで直径を測定します。オフセット2デッシュ選んだのはいつも使ってて在庫持ってるから。
TAMIYAロゴの「M」のところを頂点にしたのと、そっから90度回したところの2か所計って平均取ります。旧ロットは測定部分のバリはカット。
表にしたのがこれ。

単位はmm

新ロットは平均で0.7mmほど直径が小さくなっています。

ついでに重さも

硬さ平均と重さの表がこんな。

柔い順でソート

硬い方が重い、って言えるような言えないような…

そんで一番重要な走行フィーリングは?

新ロットの走行結果が大幅に悪かった日には旧ロットの取り合いになって結構大変なことになるんじゃないかしら。
旧ロットよりも良いことを祈りつつ走ってみます。

まずは旧ロットのいい感じに剥けてる奴で走って感覚をつかみます。もしかしたら旧ロット新品は貴重品になるかもしれないんで今回は新品は使いません。ちなみにこの旧ロット品も硬度測定してマッチングしてるやつ。
車はTB-05のタミチャレGT仕様車、こないだまで特異なセットにしてたんで普通の車に直しました。路面はカーペットで路面温度は24.4度。

安定して走ります。コースレイアウトも2か月ほど変わっておらずグリップいいし。北海道でも夏場ならこのタイヤはいい仕事するわ、うん。
でもちょっとフロントが勝ち気味で神経質な動き。路面が良すぎるのか、中古タイヤだからいいところ過ぎちゃたかな。

そんで新ロットに交換。硬度的には1番やわらかいタイヤ、2番目、5番目、6番目の4本を使ってます。
1番と2番はリアに、5番と6番はフロントに。

新品なんで5周程適当に走って皮剥いて、いっぺん戻ってタイヤをクリーナースプレーで拭きます。
そんで改めて走行開始。

すっげえ安定してる。グリップがいいのがすぐわかります。
ラインのトレースが容易。すっげえ走りやすい。安心して攻めていけます。

ついでにタイムも計ってみる

おいらくらいの腕の人間がタイム計ったってばらついて参考にならないんですが、やっぱり絶対値出した方が受けがいいかな、ってことで。
バッテリーは同じような状態の物を使ってセッティングは同一、10周走って悪いの3周除外した結果がこんな感じ。

タイム安定してるのは新ロット、しかし一発は旧ロットの方が速いです。
単純にタイヤの直径の差かな。

走行後の新ロットタイヤ、きれい

旧ロットのタイヤは別の中古に交換、プロポでステアリングの初期を落とし、そんでバッテリー入れ替えて2回目。

コースになれたのもあるけど攻めていけるんで新ロットはタイム更新、旧ロットはダメなタイヤだったのかタイムが下がってしまいました。

結論

私の操縦では「新ロットの方が速い」て結果になりました。

旧ロットには「タイヤの直径」ていう有利な点はありますが、ラインがばらつくのと攻めていけないんでタイムがいまいち上がらなかったんだと思います。

新ロットだと、おいらの腕でも攻められる上にそこそこ同じラインを走れるんでタイムをまとめていけました。これセット変えればまだ詰められると思います。

ただこれはあくまでも私の手元に来た8本のうち4本の結果なので、路面や温度、別ロットではどうかはわかりません。

また、寿命についてもわかりませんが、どうせ1回レース出たら 捨てちゃう 練習用に下ろしちゃうしいいですよね。 ←うわぁ、カツカツの発想だw

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