はいレストアの新シリーズ、TA04、TA05V2と来たので次はTA06をレストアしますよー。
でも近場に中古車売ってないし、中古車探してもまだ高くて買うのはしゃくなんで自分のTA06をレストアします。手持ちの奴。
・TA06とわたし
TA06は2011年6月18日(土)に発売されたそうです。
2011年っていったら東日本大震災の年だ、あーあの頃か。私的にはついこの間感がありますね。
私が持ってるのはTA06PROで、確か出てすぐ秋葉のチャンプで買ったんじゃなかったかな。スパラジだったかな。
当時は吉祥寺ユザワヤのサーキットも閉店しており、ラジコン走らせるなら北戸田のイエローサブマリンか稲毛のフリークスガレージか、て感じだったと思いますが、車(実車)が無くてあんまりラジコンやってなかった頃ですね。
だからあんまり走らせてないんですよねこの車。
ちょうど世間でもラジコン熱が下がってきてる時期で、サーキットの閉鎖も多かったんじゃないかなあ。
セッティングもよくわからずに雑誌の受け売りで色々試してたんじゃなかったかしら。
試してみてもいまいちわからず、て感じでした。
年に数回しかサーキット行けないような環境だったんであんまり真面目にやってなかった時期だったと思います。
・TA06ってどんな評価だ?
TA06は「特に悪くも無いけど特別良いわけでもない」って評価があるイメージです。(あくまでイメージです)
TA05V2が良かったんでがっかりした、て声が多かったような記憶が。
大きな売りとしてはバッテリーセンター置きとリアギア駆動、ってところでしょうか。
当時はバッテリーがニッケル水素からリチウム系に移行してる最中で、バッテリーの重さが違うもんだからどこに置くか迷ったんでしょうね。
結局真ん中に置く、ってことになったようでバッテリーはセンター置きになってます。気持ちはわかる。
リアがギア駆動になってるからかリア周りはモノコックか、てほどがっちりしてたんだけど、フロントは普通でなんかいまいちバランスが悪かったような気が。
そんで「カーボンサイドブレイス」てロワデッキを強化するようなカーボンパーツが出てやっとバランスが良い車になったような。
さらにフロント周りを硬くしようとしたのか「ロッカーアームブリッジ」ってストラッドバー的なのが出たんだけどここまで硬くしちゃうと曲がんねえよ、て即廃れたような記憶が。
で、リアがこんな感じなんで整備性がすこぶる悪くてねえ。
リアデフ交換するのにほぼ全バラが必要、っていう。
バッテリーが真ん中置き、てのもロールが少なくなるんでネガティブに受け取られてることもあるようで。
でもリアに置かれたモーターとリアギア駆動、さらに左右の重量差が少ないってことで加速、蹴り出しは安定していて良い評価もあったようです。
こんな感じの車なんで評価としてはそれなり、て感じです。
TA07どころかTA08が出ている今となっては積極的に購入する理由も無いですね。
これ買うならTA07かTB-05Rを勧めます。
今でもアマゾンでは新品で出てたりします。
ダブルカルダンが入ってる限定版TA06PROだわこれ。珍しい。
・方向性を考える
レストアにあたってどうするか考えます。
最終的な目的としてはタミチャレ参戦、なのでパーツ類はタミヤ縛りにします。
カテゴリはGTかSTか迷いますがまあその辺は実際走ってみてから考えます。
また、TA06PROが発売になったあとに「TA06MS」が発売され、そのあと「TA06-R」て車が発売になっています。
MSとか-Rとか、TA07,TA08なんかも参考にして近代化を図りたいと思います。
まず足回り。
TA06はPROと-Rでは足回りパーツが変わっています。
大きな違いはサスアーム、PROは部品番号51353がついててこれはショートリバサスノーマル樹脂。-Rになると部品番号54569で418足になっています。
レース用品ってだいたい新しい方が高性能、ってことになっていますが、418足ではIFSにできません。
IFS友の会としては、ノーマルとIFSが選択できるのであればIFSを選ばなければなりません。というわけでリバサスを選択。
でもノーマル樹脂だと柔らかすぎ感があるので、カーボン混入の「OP.928 ショートリバーシブルサスアーム」の方を使うことにします。
現状でもリバサスついてるんだけどノーマルかショートかよくわかんない。へたってる感もあるから新品にします。
リバサスは使い切って持って無かったんでわざわざ購入しました。アマゾンで安かったし。
リアだけ418足、ってのも考えたけどそれではバランス悪くなりそうでやめときます。
でもCハブやらナックルやらは418用使います。
こっちは余ってるし。
リバサスについてざっくり説明すると、ノーマル形状と、2mm短いショートリバサスの2種類があります。
そんでそれぞれにノーマル樹脂とカーボン混入品がある、て感じです。
正式名称は「リバーシブルサスアーム」ですが、最初に使われたのがTBエヴォリューションだったので「エボ足」って呼んでる人もいます。
この辺今度もう少し掘り下げて一本書いてみるかなあ。
次にデフ。
純正は前後ともオイル封入式のギアデフになっています。そうだオイルが漏れるって話題になってたやつだ。
今ではある程度ノウハウが出来たんでそんなに漏れなくなるような作り方ができるようになってますね。
現状は前がボールデフ、後ろはギアデフになってます。なんか頓珍漢な組み合わせだ。
最後に使ってたときは前後ボールデフ仕様になってたんじゃなかったかな。
後ろのボールデフはM08で使うんで取り外して、純正のギアデフを入れた記憶があります。
フロントはボールデフの他に純正のギアデフも持ってます。探せばワンウェイも出てくるかも。使わないけど。
今回はフロントはガム入れたギアデフ、リアはボールにしたいと思います。
リアのボールデフは新たに買わなければなりません。今TA06のためにボールデフ買うの?て感じですがしょうがない。
「OP.1306 TA06 リヤボールデフ(52T)セット」を購入。
あとはメインシャーシのゆがみ確認して、特に問題なければそのまま、歪んでいるようならどっかで買ってきて交換、へたってるパーツは新品に、て感じでいきましょう。TA06ならまだ部品入手は容易だし。
セットは説明書通りにして、最近の車と比較してどんな走りだったのか、ってのを感じてみたいと思います。
てわけで次回に続く。毎週金曜更新予定。だけどパーツ届いてないんで次回更新は再来週かも。
組み立て編4回、走行編2回位で終わらせたい。