岩見沢をwikipediaで検索すると、銘菓の欄の一番上に「天狗まんじゅう」ていうのが出てきます。
なんだこれは？いっちょ食べてみようか、ということで行ってみました。
・「天狗まんじゅう」（店舗）の紹介
天狗まんじゅうさんは昭和29年に創業したかなりの歴史のあるお店です。
昭和29年と言ったら70年近く前、調べてみると「岩見沢市立病院が現在地へ移転新築」した年とwikiに書いてあります。
調べたところで岩見沢市民ではないのでいまいちピンと来ません。
お店は駅前（岩見沢市2条西6丁目9-1）と5条（北海道岩見沢市5条西9丁目）にあり、駅前店はイートインあり、5条店は持ち帰りのみとなっています。
※2021年6月現在、新型コロナの対策の為、駅前店のイートインは閉鎖されており、持ち帰りのみとなっています。
取り扱っている商品は甘味が主で、蒸しパンのようなケーキ、すあま、串だんごなど和菓子洋菓子色々とラインナップされています。
特筆すべきは値段の安さ、1品が100円からで高くても300円台で購入可能という。すごい。
そんな天狗まんじゅうさんですが、目玉商品は「天狗まんじゅう」になります。
お店の名前を冠した商品、どんなもんだろうか、と買ってきました。
・「天狗まんじゅう」（お饅頭）の紹介
6月中旬の土曜午後に駅前店を訪ねてみました。
新型コロナウイルスの対策で1度に3組までの入店と制限がされていました。
ちょうど4組目となりましたが回転が速いのでそれほど待つことはありませんでした。
買い物終わってお店を出る時は結構並んでたりしたのでいいタイミングで来れたのかな。
店内は明るく清潔感があり、地域の告知ポスターなんかも貼ってあるアットホームな雰囲気。
おしゃれ一辺倒のお店だと間が持たないおいらですが、これくらいのお店だとすごく落ち着きます。
イートインスペース利用できないのがすごく残念。
持ち帰りで諸々購入、お饅頭は保温機に保管してあり温かい状態で渡されます。
ついでにソフトクリームも購入し車の中で食べることにします。
これがまたすげえ美味い。溶けやすいのでご注意ください、ということで少し溶け気味ですが、甘いけどさっぱりしていて後を引かない感じ。
今まで食べたソフトクリームの中で一番かもしれません。
これが岩見沢銘菓天狗まんじゅう。
こしあんですね。
甘さはほどほど、うまいっす。
疲れた体に染みわたります。
揚げまんじゅうってのも買いました。
文字通り揚げてあるのですが皮のしょっぱさとあんこの甘さがいい感じになってました。
私が一番美味しいと感じたのは「梅子さん」という饅頭。
お饅頭の中に梅の甘露煮が入っています。
甘くてすっぱくてこれはくせになるなあ。
というわけなのでレースで1日サーキットにいたせいで家で留守番してる奥さんがおかんむり、家庭不和の原因とならないように、たまにはこういう甘味でも持って帰ってみてはいかがでしょうか。
甘味の嫌いな女性はいませんし、一品が安いので複数買っていけばどれか口に合うものもあると思います。
ただお店に入ったのが午後なので品切れしているものがありました。
「猫の恩返し」とか気になってたんですが売り切れており無念、早目に行った方がいいかもしれません。
・氷室冴子青春文学賞
岩見沢は氷室冴子さんの生まれ故郷だそうです。知らなかった。
氷室冴子さんは作家で、集英社のコバルト文庫で「なんて素敵にジャパネスク」などの小説を書いていました。2008年に亡くなられています。
集英社のコバルト文庫、というのは主に若い女性をターゲットとしたレーベル、ラジコンやってる奴らとは対極な感じのレーベルなのでこのサイト見てる人はあんまり知らないかも。
一時代を作った偉大な作家さんで作中には「天狗まんじゅう」をはじめ岩見沢市内のことも出てくるとか。
しかし、生誕地である岩見沢ではそれほど盛り上がっているわけでも無く。
これはもったいない、というわけで3年程前から有志が第2の氷室冴子を発掘すべく「氷室冴子青春文学賞」というコンテストを開催しています。
https://seisyun-bungakusyo.com/
この「氷室冴子青春文学賞」ですが今回紹介した「天狗まんじゅう」さんも協賛しています。
私も学生時代に友人に貸してもらって「なんて素敵にジャパネスク」を読んだ記憶があります。
途中までしか読んでおらず、今調べたら完結しているので結末がどうなったか読んでみたいんですがストーリーなんかはもうほぼ記憶の彼方、どこまで読んだかも覚えていません。
これは1巻から買って読まなきゃだめだろうなあｗ
・天狗まんじゅう店舗詳細
駅前店：北海道岩見沢市2条西6丁目9-1
5条店：北海道岩見沢市5条西9丁目
日曜定休で9時から18時まで。
駅前店は駐車場が10台ほど、5条店は駐車場はありません。
