ポンダーてなに?ラジコンでタイム計測をするために

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マイラップスのポンダーがよくわからなくて調べてて、せっかくだから1本書くか、と思ったのですが、
その前に「ポンダーて何?」てのを書いておかなければ、ということでラジコンのタイム計測システムについて書いておきます。

大前提としてラジコンのタイム測定って「システムはうち(サーキット)が用意するから、ポンダーはあなたが用意してね」て考え方が基本です。
ポンダー持ってない人はタイム計測できません。(有料でレンタルしてるサーキットもあります)

・ポンダーて何?

ポンダーはこんなやつ。

KOのHPから
mylapsのHPから

ラジコンにつける部品(?)で電波っぽいものを発信してます。
これが計測ラインを通るとタイムが記録されます。
が、そもそもサーキットで「計測システム」が導入されていることが前提になります。
レースやってないようなサーキットや、ドリフト専門のコースなんかでは導入されていないこともあります。

・現在の計測システムの主流は2種類

現在ラジコンサーキットで使われている計測システムは主に2種類。
KO製とマイラップス製。
(主なものなのでこの他にもあるかもしれません。20年くらい前にヨコモ製を見たことがあったような記憶があります。)

KO製ポンダーは安く入手可能ですが、他の使用者とチャンネルが被ることがあるのでクリスタルやチャンネル違いを複数持っていた方が安全です。(詳細後述)
マイラップス製ポンダーは高額ですが、ユニークな番号が振られているので被ることがありません。

・計測システムに合ったポンダーが必要

KO製とマイラップス製では互換性がありません。
KO製でもバージョンが違うと互換性が無かったりします。
マイラップス製も同様。
この辺結構ややこしいです。
でもサーキット行って聞くと「うちのサーキットではこれ使えるよ」て感じで教えてくれます。

・KOのポンダーについて

サーキットではKO製TD-3という計測システムが使われているのをよく見ます。
TD-3対応ポンダーを購入すれば測定可能になりますが、生産終了しており市場在庫かオークション、メルカリなんかで探さなければなりません。
クリスタルだけならRC Maniax Web STOREでまだ少し在庫あるみたい(2021年2月現在)

TD-3ポンダー

後継機としてTD-4という計測システムが販売されています。(見たことないけど)
TD-4ポンダーは現行機なのでまだ入手可能、これはTD-3と互換性があります。
入手可能といってもAmazonや楽天なんかで売ってるわけでもなく、ラジコン専門店でもあんまり見かけません。RC Maniax Web STOREとかスパイラルさんのWebShopとか探してみてください。

というわけなので、TD-3計測システムを使っているサーキットに行ってる方、
現在TD-3ポンダーは入手不可能なので、TD-4ポンダーを買ってください。
でも計測システム側で感度の微調整が必要になることがあるみたい。

TD-1という計測システムを使っているサーキットもありました。
TD-1ポンダーは緑だった記憶が。
TD-1とTD-3は互換性がありません。
TD-2は見たことないのでよくわかりません。

20年くらい前のラジコン業界に活気があったころ、TD-1てシステムが発売され、その後TD-3てシステムが発売されました。
このころは景気が良かったのでサーキットはこの計測システムをこぞって導入し、現在まで使われています。
TD-4が発売されたのは結構最近、導入する体力のあるサーキットはあるんだろうかて感じだし、そもそも新規オープンするサーキットが…。

・KO製ポンダーの使い方

ケーブル刺して、受信機の空きチャンネルに接続すると使用可能になります。
おいらは「B」に刺してることが多いかな。

ケーブルはここ、もう片方は受信機に刺す

TD-3の場合はクリスタルを交換することで、チャンネルを変えることができます。

北戸田のイエサブ閉店のときにまとめて買った

TD-4はチャンネル固定のようです。
空いてるチャンネルのポンダーを使ってください。

ポンダーのチャンネル管理がされているサーキットではその方法に従ってください。
ホワイトボードにチャンネル番号が書いてあって「使用中」のフダをかける、みたいなサーキットが多いです。
チャンネル管理されていないサーキットでは管理者に聞いてみてください。
たいていは「空いてるチャンネル使ってください」て感じになります。早い者勝ちです。

1-10チャンネルまで使えるシステムと、1-20チャンネルまで使えるシステムがあるようです。
ポンダー買うときは、そのサーキットのチャンネルに合ったポンダーを買ってください。
1-10チャンのクリスタル持っていればとりあえずどこでも使える、ってことで、1-10チャンは込み合います。
システム的に使えるならば11チャン以降が被ることが少ないのでおすすめ。

寒いと出力が下がるのか、うまく計測できないことがあります。
冬の北海道とか結構きついみたいです。
ショップの方に相談するか、温かくなる季節まで待ってください。

・マイラップスのポンダーについて

これは勉強中なので後日別記事で上げます。

・測るんジャー!

計測システムが無いサーキットでもタイムを計りたい!て人向けにALEXというメーカーから「測るんジャー」という機械が販売されていました。
OEMでいろんなメーカーから出てたっぽいです。

うるさいのでブザーにテープ貼って音抑えてました

ポンダーから赤外線が出てて、受光機が赤外線を受光するごとにタイムを記録する、て感じの機械です。
これがあれば駐車場に作った特設コースでもタイム測定が可能!
非常に便利だったんですが現在は入手不可。ALEXて会社も見当たりません。

私がホームコースとしていた吉祥寺ユザワヤでは計測システムが無かったのでこのハカルンジャーをヤフオクで購入、使用していました。
5000円しなかったような記憶があります。
でも現在だと1万以下で買えれば儲けもの、て感じで高騰中。
ジーフォースさんあたりから似たようなシステム出してくれないもんかなあ、と思います。

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