TRFダンパーは短くする方向にはいろいろとパーツがあるんですが、長くする方向にはあんまり。
「古いシャシで使いたいけどノーマル長TRFダンパーだと短くて車高、リバウンドが取れない」
とか、
「古いシャシに最新の足つけたら車高が」
「コミカル系に使いたいんだけどもう少し車高上げたい」
という場合の対処法です。これもニッチな記事だな。
SSBBなんかをノーマルダンパーステー装備車で使いたい、とかMシャシで使いたい、といった場合も有効かもしれません。
でもSSBBは重心を低くするための物なので、ダンパー伸ばして上に着けちゃだめじゃないの?という気もしますがそれはそれ。「だって付けたいじゃん!」という気持ちは良くわかります。
尚ツーリングカーの話しなんでオフロード車はわかりません。
・ノーマル長TRFダンパーてどれくらいの長さになるの?
全長がだいたい62mmくらいになります。
これを基本に伸ばします。
ちなみにMシャシ用のアルミダンパーだとシリンダーで2mm、シャフトで2mmの計4mm短くなります。
・ダンパーエンドの樹脂部品を浅く入れることでダンパーを伸ばす
通常はV部品の9番を使いますが、その9番を浅く入れることで長さを稼ぐ方法です。
がんばれば2mmくらいは伸ばせます。
・ダンパーエンドの樹脂部品を交換することでダンパーを伸ばす
ツーリングカーで通常使用するのがV部品の9番ですが、6番の部品を使うことで伸ばすことができます。
全長62mmくらいだったものが、全長69mmくらいに伸びます。
でも実際手を動かしてると「あと2mmくらい伸びねえかなあ」と言うことが多いので、7mmは結構伸びすぎ、ツーリングカーに使うには見た目もちょっと…
・ダンパーロッドを交換することでダンパーを伸ばす
TRFダンパーで使用できるロッドは、
・OP575TRFダンパー用ピストンロッド
・OP1044MシャーシHGアルミダンパーチタンコートピストンロッド
がありますが、
・SP601CVA2ミニ ピストンロッド(2本入)
てのも使えます。
それぞれ全長が、
・OP575 TRFダンパー用ピストンロッド:約28mm
・OP1044 MシャーシHGアルミダンパーチタンコートピストンロッド:約26mm
・SP601 CVA2ミニ ピストンロッド(2本入):約33mm
となっており、SP601CVA2ミニ ピストンロッドを使うことで、ノーマル長に比べて全長が5mm伸ばせます。
SP-601 C.V.A.ダンパーII (ミニ) ピストンロッド (2本)
このCVA2ミニピストンロッドは結構使い勝手が良く「旧車に新型足つけたらリバウンド取れなくなった」といった場合なんかには有効です。
ただ、柔らかいバネを使った場合、オイルシールを突くことがあるかもしれません。
また、比較的安価なので表面処理はそれほどちゃんとしていないのかもしれません。
気になる方は表面磨いたあとでフッ素コート剤なんかを塗ってみてください。
ただですね、タミグラのレギュレーションでは、
て感じになっており、TRFダンパーへのCVA2ミニピストンロッドの流用はおそらくあれな感じになっていますが、問い合わせずにグレーにしておきます。
世界戦に出るとかチャンピオンシップに出るという方は問い合わせてレギュレーションに従って下さい。
30mmくらいのロッド出ねえかなあ…
・TRFダンパー用強化V部品(OP1871)のV2-1を使うことでダンパーを伸ばす
・TRFダンパー用強化V部品(OP1871)のV2-1を使うことでダンパーを伸ばす
最近出たOP1871の新型V部品の1番は、旧V部品の9番より2mm長くなっています。
これを使うと2mm伸ばせます。
これも結構使い勝手がいいパーツです。
だいたいこれで解決できるようになりました。