TRFダンパーが大好きなんですよ。
一番最初に入れるオプションは何がいい?と聞かれたらTRFダンパー!と元気に答えます。
昔は1種類しかなかったんですがどんどん増えてきて何を選べばいいのかわからない人も多いらしいです。
かくいうおいらもツーリングカー用とMシャシ用くらいしかよくわからないんですが、最近ではビッグボア系もいっぱい出てきてて、ツーリングカー用ですら怪しいです。
というわけでツーリングカーとMシャシで使えるTRFダンパーについて整理しました。
・そもそもTRFダンパーてなんだ?
タミヤから販売されているダンパーで、「TRFダンパー」とか「TRF〇〇ダンパー」と名前がついている高性能ダンパーです。
TRFダンパーは評価が高いようで、他社のシャシや他社のドリフト車なんかでも「ダンパーはTRF!」て方もいます。
Mシャーシ用は「TRFダンパー」て名前付いてないものもありますが、アルミシリンダー使ってたら慣例的に「TRFダンパー」って呼んでる人が多いです。
・ツーリングカーで使えるTRFダンパーてどれ?
現状入手できるツーリングカー用TRFダンパーは以下の7種類(だと思います)
①53571(OP571) TRFダンパー4本セット(フッソコート仕様)
②42102 TRFスペシャルダンパー(ハードブラックコート)4本
③42273 TRFショートダンパー(ハードブラックコート)4本
④42287 TRFビッグボアダンパー(4本)
⑤42305 TRFスーパーショートビッグボアダンパー(4本)
⑥42353 TRFスーパーショートビッグボアダンパープラス(4本)
⑦42354 TRFビッグボアダンパープラス(4本)
もうわけがわかんないですね。
ざっくりと違いを説明します。
・ツーリングカーで使えるTRFダンパーの違いは?
①53571(OP571) TRFダンパー4本セット(フッソコート仕様)
ごく初期に出たTRFダンパー、基準となるノーマルサイズで現在でも入手可能。
比較的安いけど今買うのであれば②の方がいいと思う。
②42102 TRFスペシャルダンパー(ハードブラックコート)4本
基本的には①と同じだがシリンダーがコートされておりスムーズに動く。
アルミのアジャスタブルスプリングリテーナーが採用されているので車高調整がしやすくずれにくい。
ノーマルサイズで操作が楽、補修部品の入手もしやすいしネットでノウハウも見つけやすい。最初に買うならこれがおすすめ。
No.1 TRFスペシャルダンパー (ハードブラックコート) 4本入
③42273 TRFショートダンパー(ハードブラックコート)4本
TB-04で採用されたTRFダンパー。
ノーマルよりも4mm短いので低目のダンパーステーが必要。
操作がちょっと難しくなる。
あまり使ってる人は見ない。
これ買うなら②買った方がいいと思う。
④42287 TRFビッグボアダンパー(4本)
TRFダンパーと同じサイズだけどシリンダーを薄くすることでオイルが入る容量が10%アップ。
オイル容量が増えたことで動きがマイルドになるらしい。
使ってる人はあんまり見かけない。
⑤42305 TRFスーパーショートビッグボアダンパー(4本)
通称「SSBB」
現在のトレンドはこれ。
①のTRFダンパーと比較すると全長が6.5mm短くなっているので、専用のダンパーステーが必要になる。
TT系では使えないんじゃないかな。
①や②のTRFダンパーに比べるとオイルが漏れやすい。工夫しても漏れる。
ノーマルサイズの物に比べると操作も難しくなるらしい。
⑥42353 TRFスーパーショートビッグボアダンパープラス(4本)
⑤の樹脂部品が新しいものに変わった。
今売ってるのはこれ。
オイル漏れの対策はされていないっぽい。
⑦42354 TRFビッグボアダンパープラス(4本)
④の樹脂部品が新しいものに変わった。
④に置き換わってラインナップされたが2021年4月現在あんまり見かけない。
お店によってはプレミア価格になってたりする。
・TT-02に着けられるTRFダンパーはどれなの?
TT-02につけられるTRFダンパーとしては、
①53571(OP571) TRFダンパー4本セット(フッソコート仕様)
②42102 TRFスペシャルダンパー(ハードブラックコート)4本
④42287 TRFビッグボアダンパー(4本)
⑦42354 TRFビッグボアダンパープラス(4本)
の4種類です。
③やSSBB系も工夫、改造すればつけられなくはないらしいですが詳細はわかりません。
最初の1本だとしたら
②42102 TRFスペシャルダンパー(ハードブラックコート)4本
がおすすめ。
TA07やTB-05に移行した際にも使えます。こいつらは最初からTRFダンパーついてるけど。
・Mシャシで使えるTRFダンパーてどれ?
上記の7種類も工夫すれば使えますが専用品はこちら。
①54000(OP1000) Mシャーシ ハイグレードアルミダンパー(4本)
②42291 Mシャーシ ビッグボアアルミダンパー (4本)
③42355 TRF Mシャーシビッグボアアルミダンパープラス(4本)
ノーマルサイズから4mm短くなってます。
・Mシャシで使えるTRFダンパーの違いは?
①54000(OP1000) Mシャーシ ハイグレードアルミダンパー(4本)
最初に出たのがこれ。
OP.1000 Mシャーシ ハイグレードアルミダンパー (4本)
②42291 Mシャーシ ビッグボアアルミダンパー (4本)
①と比較するとシリンダーを薄くすることでオイルが入る容量が10%アップ。
シリンダーを長くしてキャップを短くすることによって、長目のバネも使える。
③42355 TRF Mシャーシビッグボアアルミダンパープラス(4本)
②の樹脂部品が新しいものに変わった。
M用はどれがいいか、と聞かれても私はハイグレードアルミダンパーしか使ったことがありません。
なので去年一年のタミグラMクラスの上位入賞者のダンパーを調べてみたのですが結構バラバラ。
M用ビッグボア使ってる人もいますがツーリングカー用のSSBB使ってる人もいますしもちろんハイグレードアルミダンパーの方もいました。
何よりキット付属のCVAダンパー使ってる猛者が何人かいましたのでどれがいいかはどうにも…
ただ、オイル容量が多いと動きがマイルドになり操作しやすくなるそうですので、初心者にはビッグボアアルミダンパー系がいいかもしれません。
ちなみにノーマルTRFダンパーとビックボア系ダンパーではピストンをはじめパーツの流用が効かないものが。この辺そのうちまとめたいと思ってます。