前回は塗装の考え方について書きましたので今回は実践編です。
他サイトでもさんざん書かれていますが、このサイトでもおいかけます。
他サイトとだいたい同じ内容で、たぶん目新しいことも書いていませんので、ボディを5枚以上作ったことのある方は読み飛ばして下さい。
今回はこれ作ります。
・ボディ作りの工程はこうだ!
①カット
②洗い
③マスキング
④塗装
⑤マスキング剥がし、ステッカー貼り、穴あけ
①カット
カットします。
刃物は100均で買っちゃダメです。
きちんとしたものを買いましょう。
100均の刃物は切れ味がいまいちなので切断面がきれいになりにくく、仕上がりが良くありません。
曲線部はこのハサミが便利。
直線部はカッターとかデザインナイフだときれいに切れます。
刃はこまめに取り換えてください。
一般的な1/10ツーリングカーボディの場合は、刃はカット前に新品に取り換えておけば最後まで行けると思います。
TC-01のようなめんどくさいボディの場合は切れなくなったら交換します。
目安として完成までに3回から4回位交換した方がいいと思います。
直線を切る場合は、同じ場所に2回位刃を入れて、折り曲げて切り取る、って感じです。
定規を当てる場合は、鉄の物がおすすめ。
ホイールアーチ部や、込み入った部分は曲線バサミを使います。
一気にやろうとすると、ボディにハサミが接触して傷つけがちです。
ホイールアーチの場合、半分行ったらいったん切り取り、そして逆から、という感じでやるとそれほど傷がつきません。
赤丸部のようなホイールアーチの角の部分は、角を取ってアールにしておいてください。
ひっかかると路面が痛みます。
細かいところを切るときも、ボディに傷をつけないよう注意。
曲線バサミも消耗品ですので、適時買い替えましょう。
ライキリってサイドとテールについてはカットラインが2種類あって、上のカットラインで切った方がいい、と聞きました。
サイドは擦ることが少なくなる、テールは抜けがよくなる、ということらしいです。
②洗い
普通の食器洗い用洗剤で十分だと思います。
少なくとも剥がれたことはありません。
私の場合は、ボディとスポンジを濡らし、スポンジに洗剤をつけてボディを洗っています。
洗ったあとで流します。
普通の食器洗いといっしょの手順です。
で、もう一回洗剤つけて洗います。
そんでまた流します。
という感じで2回洗っています。
流した後の水滴はすぐに拭きあげてください。
自然乾燥はカルキ跡が残るので汚くなりがちです。
私はこのマイクロファイバータオルを使っています。
安いしおすすめ。
③マスキング
タミヤのボディは、ウインドウ部用にマスキングテープが入っています。
それをいい感じで貼り付けていきます。
サイドウインドウなんかの大きいマスキングテープを貼る場合は、裏紙の一部を剥がして位置調整しつつボディに貼り、残りの裏紙を剥がして張り付ける、という工程でやると失敗しにくいと思います。
フロントウインドウなんかのすげえでかい部分は、半分に切ってやっています。
真ん中に隙間ができる場合もありますが、市販のマスキングテープで埋めています。
単色の場合はこれで塗装開始でいいのですが、2色にする場合はちょっと頭を使います。
まず最初に、濃い色を塗ることができるようにマスキングします。
今回はボディを黄色で、しっぽにあたる部分は茶色で塗るので、最初にしっぽ部を塗ることになります。
こんな感じでマスキングしています。
ボディを全部マスキングすると、マスキングテープがいくらあっても足りませんので、ちらしやホットペッパーなんかのフリーペーパーを利用しましょう。
曲線部は、上記のマスキングテープでちまちまやるか、ゆるやかな部分ならばこれがおすすめ。
④塗装その1
塗装前にマスキングテープの縁が浮いていないか確認しましょう。
私は塗装前には綿棒で撫でています。
ついでに塗装面を触った際についた脂なんかを取っておきます。
使い古しのタオルなどにクリーナースプレーをかけて、塗装面の全体を拭きます。
ティッシュでやるとホコリが付きます。
キムワイプでやるとお金がかかります。
で、いよいよ塗装なんですが、意外と長くなったので後編へ。