中古で買ったTA06-Rをクラシックカーディーラーズのノリでレストアします。毎週金曜更新予定。
説明書順でやっていきます。11番センタープーリーの組み立てから。
前回はこちら。
⑧サスマウントの取り付け
ステアリング取付用のBB6、630ベアリングですが1個ゴリゴリになってたんで交換しました。
小さいベアリングの生死確認は難しいんですが綿棒を押し当てて回してみるとわかると思います。
⑪センタープーリーの組み立て
18tプーリーは新品交換しました。
結構綺麗だったんだけどまあ高い物じゃないし。
ベアリングはそこそこスムーズに動いたんだけど一応交換しました。
ベルトは中々売って無かったんだけどなんとか確保しました。
実店舗が何件かあるとほんと助かりますが、今年はすっげえ雪が多くて行くのが大変でした。
⑫フロントデフの組み立て
付属のデフは傷が入ってるし汚いんで新品に交換します。
ついでに「OP.1532 TA06 ギヤデフ用アルミデフジョイントカップ」を入れます。デフの中身はガム、やや多めに入れてます。
ガムにしておけば前に出る感あるしオイル漏れも無いんで比較的ノーメンテで行けます。
ガムの入れ方はこちら
傷入ってるデフも再生します。
ケースは磨いてギアは新品交換、シールも新品にします。
説明書ではこっちにも透明のオイルを入れろって指示が。900番か10万番ですね。
フロント900番じゃ柔すぎだろ、ってことでオイルは10万番入れておきました。
ついでにフロントワンウェイもヤフオクで確保。
1200円で落札。定価4400円なんですげえ安いんだけど他車に流用もできないし今買おう、って人もいないよね。
プーリーに傷がありちょっとへたってる感じがするんで交換したかったんだけど、プーリーは在庫切れ。我慢してこのまま使います。
これでフロントはガム入りギアデフか10万番のギアデフかワンウェイで選択可能。
フロントはダブルカルダンにしておけばリジットでも結構いける、て話しも聞きました。
でも冬だし糞タイヤ使用だしってことでリジットは辞めておきます。
ワンウェイもグリップする路面ならいいんだけど、糞タイヤに冬路面だとおいらの腕ではグリップ引き出せるセッティング能力は無く。
⑬フロントデフギアの取り付け
ここで登場目玉その1、高額部品フロントアルミバルク!
まだ入手可能だしフロント 青く 重くしたいんで買っちゃった。高いけど。
この車リアが重くて硬いんで、フロントをアルミにすると剛性とか重量バランスとかもいい感じになると思います。
なによりバルクが青いとうっとりしちゃう。
このパーツはメルカリで新品を購入しました。
定価7370円で5600円とかで出てたんだけど4600円にして、て泣きついたら送料込み5000円なら、てことで話しがまとまりました。ありがたい。
実はカーボン混入Aパーツなんかもメルカリで安く入手しています。
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ついでにフロントベルトも交換します。
フロントベルトはこれ「OP.1144 TRF416 ローフリクションドライブベルト(リヤ)」
こっちも0.2mmスペーサー入れて渋くならないようにしてみました。
アルミバルク、中古品ならヤフオクなんかで安く売ってるんだけど、タミヤ製なのかイーグル製なのかスクエア製なのか見分けがつかないし、聞いたところでわかんないみたいなんで中古品は諦めました。ヤフオク出てる中古は画像から見るとどうもイーグル製っぽい。
アルミバルクなんかそうそうヨレないと思うんで中古でもいいと思うんだけど、他社製つかまされたら無駄使いになるしー。
⑭リアアームの組み立て
はい目玉その2、TRF420足導入。
一時期は強気のプライスついてたんですが最近(2022年2月頭)は行きわたって売れなくなったのか弱腰価格に。
4割引きとかになってて、安いんなら入れてしまおうぜ、補修部品も持ってるし、てことで入れてしまいます。
TRF420足入れるとリアは3mmほど後ろにオフセットされる形になります。
M13を外してサスアームをフロント側に詰める感じにして帳尻を合わせます。
418足と420足の長さですが、こんな感じ。
ほとんど同じ長さなんでサスマウントで調整、とかは必要ないですね。
アクスルやら何やらもTRF420足を使用、アッパーアームのアジャスターは新品に、長さは現物合わせでキャンバー1.5度くらいにします。
新品が余ってるんで46mmシャフトとサスボールは新品交換、スペーサーはアルミに変えています。
46mmシャフトはどーせ曲げるんで、って大昔安い時にいくつか購入してたんですが、最近は46mm使わなくなっちゃって結構持ってます。消化できてよかったわ。まだあるけど。
リアのアップライトの高さが随分違ってて、ロールセンターに影響しそう。
おいらはロールセンターっていまいち理解できてないんですが、まあ完成してから見てみます。
⑮リアアームの取り付け
リアの後ろはEのサスマウントが付くことになってるんだけど、TA06-R純正のサスマウントと市販のサスマウントでは形状が違うということに気が付きました。
穴位置はいっしょだったんで、まあ性能にはあんまり関係ないと思う。
ついてたサスマウントは穴の中が傷だらけで使えたもんじゃないんで廃棄、新品に交換です。
リアの後ろはゴミが溜まりがちなんでこまめに掃除してやったほうがいいと思う。
⑯リアアクスルの組み立て
リアのスイングシャフトは純正では46mmの鉄がついています。
OPのアルミが売ってたんで購入して取り替えます。
クロススパイダーもOPのアルミに交換。
⑱フロントアームの組み立て
フロントも新品TRF420足に。
ついてたシャフトは曲がってたんで廃棄。
⑳フロントアクスルの組み立て
はいダブルカルダン入れます。420足にしてダブルカルダンにしない、って選択はないだろ、ってことで。
46mmスイングイシャフト使うんだけど46mmシャフトが入ってるダブルカルダンは販売されていません。
しょうがないから39mmのダブルカルダン買ってきて46mmシャフトに交換しました。
ついでに軽量クロススパイダーも入れてます。
TA06-RのオリジナルってCハブは6度使ってたんですねえ。へー。
6度のCハブって確かTB-04も使ってましたよね。4度に比べると直進安定するけど曲がんなくなるんじゃないかしら。
TA07やらTRF420やら最近のツーリングカーが6度を使ってないところを見ると、6度は行き過ぎだな、ってことになったんじゃないかな。
ホイールハブは4mmが使われています。
汚れてる。
歪みは無いのでそのままいけそう。使いまわします。
ホイールナットも怪しかったので新品に交換してます。
㉒リアスタビライザーの組み立て
人の作ったスタビはおっかないから組み直します。
イモネジでガチガチに止めてあるんで仕事してない感じです。スタビの組み立て方や調整の仕方って説明書にもっと詳しく書いておくべきですね。
「OP.1870 スタビエンド一体型5mmアジャスター」てのがあるんでそれも導入。
スタビの取り付けってめんどくさいんだけどしょうがないからちゃんと付けます。
420足への取り付けは説明書に無いので現物合わせです。
前回TA06走らせたときは曲がらない感じだったんで、スタビはリアだけにしようかと思いますが、とりあえず前後共つけて実際走らせてから考えます。
速度遅いクラスだし冬の北海道だし最終的には前後とも外してそう。
フロントも同様に作り直しています。
足変えちゃうとスタビ取り付けは現物合わせになるんでちょっと面倒です。
TA06-Rのスタビってどうもリアよりフロントを強く効かせるようになってるようなので、そうなるように調整しました。うまくいったかなあ?
㉖ダンパーの組み立て
嫌いなショートダンパーです。
V5部品、シャフトをねじ込みすぎて動かなくなってました。ここまでねじ込んじゃダメよ。
ばらして整備します。
オイルは透明なのが入ってたんで900番か、もしかしたら10万番が入ってたのかもしれません。
クリーナースプレーが切れそうでヒヤヒヤした。予備持っておくべきですね。
このショートダンパー、ピストンロッドはMシャシ用ダンパーで使ってる短いタイプで市販しておらず、カスタマーで頼まなければなりません。
「19808170」で2本319円。
同じ長さのチタンコート品なら市販されてます。
「OP.1044 Mシャーシ HGアルミダンパーチタンコートピストンロッド」で2本726円、高っ!
ピストンロッドは交換しておこう、ってことで購入した純正新品と手持ちのチタンコート品新品に交換、フロントのみチタンコート品にしよう。
シリコンOリングやらオイルシールやらも交換。
ピストンは3穴指定、これも新品交換。
オイルは400番指定なんで前後共400番入れます。
420足入れると、フロントダンパーはこんな感じになって斜めにつくことになっちゃいます。
スペーサー入れて真っ直ぐにしてます。
このショートダンパー、一応つけておきますが、Mシャーシ用のビッグボアダンパーがあるんでそっちも持ってって比べてみます。
ビッグボアの方がオイルの容量が多く入るんでマイルド気味になるらしいです。おいらは弱アンダーかつマイルド、てぬるい操作感が好みなんでビッグボアの方がよさそうな予感。
ノーマル長のTRFダンパーはTA06PRO用のダンパーステーを用意すれば使えるんだけど、ダンパーステーを新調しなきゃいけなくて、正直このシャシにそこまで金かけたくないからやめておきます。
まあM用ビッグボアありゃ大丈夫だろ。
てわけで以下続刊。