タミヤLF2200バッテリーの充電電流と放電電圧に関するレポートその1

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てわけでコラムです

タミヤのリチウムフェライトバッテリー、LF2200の充電電流と放電電圧についてまとめて有料記事(!)にしてやろう、といろいろ測定したのですが、いまいちパッとしない内容になりました。
これで金取るの無理だな、ってことであきらめたので、一部ですがここで発表します。
長々と書いてありますが、結果としては、

「あんまり差はありませんでした」

という内容なので忙しい方は読み飛ばしてください。

・はじめに

タミヤのリチウムフェライトバッテリー、LF2200は2C(4.4A)での充電が推奨されています。
しかし取り扱い説明書での最大充電電流としては4C(8.8A)となっています。

4.4Aで充電した場合と、8.8Aで充電した場合では、速度に差が出るのかを、放電特性を計測することで推測していきます。

・手順

①4.4Aで満充電になるまで充電し、12Aで5.4Vになるまで放電(事前準備)
②4.4Aで満充電になるまで充電し12Aで放電、その際の電圧降下を測定する
③168時間(1週間)放置し休ませたあと、4.4Aで充電し12Aで5.4Vになるまで放電(事前準備)
④8.8Aで満充電になるまで充電し12Aで放電、その際の電圧降下を測定する

・設定放電電流の根拠

タミチャレGTで使用するブラシレス15.5tモーターが使用する電流を想定しています。

・使用機材

充電器:ハイテック(HiTEC)マルチチャージャー X2 AC PLUS 250
放電器:G-FORCE GD200ディスチャージャー

・使用試材

タミヤLF2200の新品未使用3本(2020年アマゾン購入品)、1年間(20回程度)使用した中古品2本(2019年洛西モデル購入品)を使用しています。

・結果(一部)

放電開始直後は電圧が高くなっていますが、こんなのはグリッド着くまでに収まってしまいますので無視してください。
グレー線が8.8A充電です。

・資材A(新品1)グラフ

4.4A充電と8.8A充電の差(8.8A充電-4.4A充電)
60秒経過時:0.133V
120秒経過時:0.133V
180秒経過時:0.133V
240秒経過時:-0.017V
300秒経過時:-0.017V

・資材D(中古品1)グラフ

4.4A充電と8.8A充電の差(8.8A充電-4.4A充電)
60秒経過時:-0.001V
120秒経過時:-0.001V
180秒経過時:-0.001V
240秒経過時:-0.001V
300秒経過時:0.149

・そのほかのバッテリーは数値だけ

資材B(新品2)
60秒経過時:-0.004V
120秒経過時:-0.004V

資材C(新品3)
60秒経過時:0.05V
120秒経過時:0.05V

資材D(中古品1)
60秒経過時:-0.001V
120秒経過時:-0.001V

・結論

当初予定では8.8A充電の方が1Vくらい高くなっていて「やっぱり充電電流は高い方がいいんですね」的な展開にしたいと思ってたんですが、なんだかいまいちはっきりしない結果となりました。
一番差が大きくわかりやすいのが資材A(新品1)で、8.8Aで充電した方が電圧が高いんですが、そのほかのバッテリーはそうでもなく、うまいことまとめられずグダグダです。
環境とか一緒にしたんだけどなあ…

8.8A充電の方が高い電圧を長くキープできる傾向も、なんとなくあるようにも見えるんですが、時間を見てみると4分過ぎて差が出るようなので、予選3分とかだとあまり恩恵がないような気がします。
決勝5分、とかだと差が出るかもしれません。

また、充電器についても検討が必要だと思っています。
ていうかこっちのファクターの方が重要な気がしています。たっかい充電器とかあるし。おいらのは7.2Vカットだけどタミグラ上限の7.3Vカットできる充電器とかもあるし。
次回はさらに高アンペアにするか、別の充電器を使い、差があるようなら今度こそ有料記事にしてしまおうと思っています。
「この充電器がすごい!」的な記事で一儲けを企んでいます。

なお、我こそは!、と思う充電器メーカーの方は、ぜひ提供/レンタルしてください。
提供していただいた場合は、これでもか、というくらいの提灯記事を書かせていただきます。

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