中古で買ったTA04をレストアして走らせる その2

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てわけで最終回、レースに出場します。もう?!
いやほらレースに出場する、って目標がないといつまでも作らないから。
前回はこちら。今回長編になっちゃったえへへ。

・ステアリングワイパーどうなった?

ステアリングワイパーが真っ二つとなったおいらのTA04、代わりがあると言えばありますが、使いたくないのが正直なところ。

部品取り用で一個持ってる。


何とかするべく調べたらネットで出品されているアルミレーシングステアを発見、即購入。
日曜にレースがあるので急いでいる、という事情を話したところ、出品していた方も即発送していただけまして、無事間に合いました。

ほんとありがたい、ほんとありがたい。

・セットの見直し

早速自宅で取り付けつつ各部の見直しをします。
実際はサーキットで走りながら調整したいんだけど時間が無いのでしょうがない。
前回走行時は5分も走れなかったのですが、それでも全体的なグリップ不足を感じました。
Cタイヤより良くないとは言え、C2タイヤの実力はもっとあるはずなのでシャシ側の問題です。

まず、横にスライドする感があったのでキャンバー角を1度から1.5度に変更します。
ついでにスタビも外します。
前後ともリバウンド調整、と思ったのですが、TRFダンパーの長さが足りずにこんなありさま。

ダンパー長が足りずにサスアームが水平以上に。足は全部こんな感じで万歳していました。
これではどうしようもねえな、ということでダンパー長を長くするべく考えます。

対策としては、正攻法ではピストンロッドを長くするという方法があります。
ノーマル長の次に長いのがSP601のCVAダンパーのピストンロッド。
その次はOP1042のTRF501のフロント用です。


ちょっと邪道な感じがしますが、ダンパーエンドのアジャスターをSP596にすることでも長くできます。
ピストンロッドは持っていないので、SP596を使うことにします。

SP596を使って伸ばした
左足は修正した足、右足は修正前。

いい感じになりました。
これでリバウンドの調整が可能に。
車高は前5mm後ろ6mm、リバウンドは3mmくらいにしておきます。
この辺はサーキット行ってから調整するので結構適当です。

そしてバネを柔らかくすべく前後OP440の黄色から、TRFの68番、ツーリングカーショートタイプスプリングセット (ブラック) の青に。
これでサーキット行って動作を確認してみることにしました。

・いざコースへ

そして翌日サーキットへ、路面温度は8.8度とまだ寒い感じです。
タイヤは前回同様C2、恐る恐るコースインします。
壊れると予備パーツが無いのでほんと恐る恐るです。

リバウンド調整のかいがあったのかグリップが薄い感じはほとんどしません。
普通に操縦できます。TA07と比べても遜色ありません。
でも動きがちょっと神経質な感じ。
バネをOP440の黄色に戻します。
いい感じですが、前が勝ち気味、フロントのリバウンドを減らし、リアを少しだけ増やします。
ついでにプロポでステアリングスピードを3割ほど落とします。
かなりいい感じになりました。
壊すのが怖いのでそこそこで練習は終了、これで翌日のレースに出ます。

Doさんのピット。「もう帰るの?」とか言われました

・そしてレース!

早目について練習走行を開始。
一応C2タイヤはミディアムインナー入り4本と、ソフトインナー入り2本を用意しています。
路面温度は7.7度、前回セット出したのでミディアムインナーのC2でもグリップしますがリアはソフトインナーの方がいい感じ。

今回は9人の参加、予選1本目は後列、スタートはいい感じで抜け出しますが、接触すると大きくはじかれます。
重量が1380グラムとかなりの軽量、加速はいいけど当たりに弱い!
さらにワンウェイが入ってるのも当たりに弱い理由の一つではないかと思います。
順位を下げて7番手くらいまで落ちますが、そっから1個上げて6位終了。
ラップでは3番手くらいの数字は出していますので、当たらなければどうということは無い!2本目だ2本目!

曲がりが足りない感じがありましたのでリアをミディアムに戻してフロントのリバウンドを少し増やします。
空き時間を利用して走ってみるといい感じ、次に期待します。

予選2本目、前列で抜け出しますが1コーナーで絡みます。完全に後ろ向いてしまい最下位に。
常連ばっかりだからスタートで順位が決まるとそのままでレースは進行してしまいます。みんなミスしねえんだ。
2つ順位上げましたが上位には全く届かず。
あたりに弱いだけでなく、予備パーツがないので私の腰が引けてるのもあるんですけどね。

決勝、7番グリッド。波乱もなくそのままの順位で終了でした。
つまらん!

敗因としてはおいらの腰が引けてたこと、競り合いになると弱気が出ます。
補修部品が自由に入手できる、ってのはそれだけで優位なんだなあ、と痛感しました。
しかしトラブルは発生しませんでしたし、しっかり走ってくれました。
一発のタイムだったら最新車種にも負けておらず、TA04がいかにいい車だったか、を実感しました。

次回からはTA07に戻してレースに参加するつもりですが、もっとアグレッシブな走りができそうです。

レース終わって

この車販売します

こうしてレストア魔改造したTA04ですが、クラシックカーディーラーズのように販売します。

定価ベースだと33000円位ですが、 割引きもあるので実際にかかったお金は26000円位だと思います。
19800円でヤフオク出品中。

2020年4月27日追記:売れました。ありがとうございました。


パーツ代考えると大赤字だけどネタになったしTA04を1台救ったし楽しかったんでまあチャラってことで。
実際の走行時間は1時間も無いんじゃないかしら。ものすごいお得なんでぜひ入札してください。
新品パーツをふんだんに入れてるので部品取り車としてもお得です。

第2弾も考えていますが何にしようかなー。
オフロード車かなー。
でもオフロード車はあんまり知識がないんだよなー、走らせる場所もないし。

というわけで乞うご期待!

使用したパーツの一部。

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