中古で買ったタミヤTA05Ver2をレストア魔改造する その3

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中古で買ったTA05Ver2をクラシックカーディーラーズのノリでレストアします。毎週金曜更新予定。
前回はこちら

各部組み立て編その2

購入した中古TA05Ver2には、スタビホルダーが付いてないのでA部品を探したのですが売っていません。さてどうしたものか。
今回は前後足周りの組み立ても。

・ギアケースの組み立て

前回「さあどうする?!」って引っ張ったんですが普通にヤフオクで買えました。
せっかく新品のA部品を購入したので新品を組み込んでいこうと思ったのですが、よく見てみると前後ギアケースの下と、後ろのA2、A11パーツ(ベアリング入れるパーツ)はカーボン混入樹脂を使っていました。
中古のカーボン混入樹脂と新品のノーマル樹脂、どっちがいいかと悩んだのですが、中古のカーボン混入樹脂の方を流用しました。
やはりこの辺はかっちりさせたいんで、下だけですが固いものにしています。
しかしなんでこんなことになってるだろうか。
バルク周りは全部固くすると、デフの回転が渋くなる、って話しも聞いたことがあるのですが、それ対策なんでしょうか。

組み上げた。ギアケースの上、A6パーツはノーマル樹脂

組み立て自体は特に注意するところはなく取説通りです。
ついていたベアリングは問題無いようですが、一応交換してしまいます。
リアは整備したボールデフ、フロントは新規購入したギアデフを組み込みました。
TA05はデフの交換は結構楽、ネジ4本抜けばカバーを開けることができ、交換可能です。
フロントワンウェイもあるので、そのうち入れて試してみます。

組みあがったギアケースに新品ベルトを取り付け、ロワデッキに乗せておきます。

この車、最初からスパーギアのカバーがついていません。
まあ走るのは屋内カーペット、いらないと言えばいらないのでそのままにしておきますが、その代わり「TA05Ver2R用アルミセンタープレート」の新品(!)を入手したので取り付けます。

かっこいい!

今回の目玉その1です。
主な用途は見た目の向上ですが、ロワデッキのゆがみ対策にもなるかもしれません。なんねえだろうな…

・リア周りの組み立て

はいTRF420足を入れますよー。
今回の目玉その2です。

TRF420足はTB-05用に1個作ったことがあるのでこれで2個目。
ホイールベースが3mm長くなるのでちょっと注意が必要です。

でもこのTA05Ver2はシャフト長が46mm、余裕があるので特に困ることはありませんでした。

リアのシャフトは両方とも曲がってるので廃棄、新品を取り付けています。

ひん曲がったシャフト、ひどい状態

スタビはTA07のものを使います。
42281 TRF418 スタビライザーセットを購入、組み込めることを確認。

アッパーアーム含めアジャスターはローフレクションタイプに交換。
TRF420用ホイールアクスルとOP1077の46mm軽量シャフトを使用。

ノーマルTRFダンパーを使う予定なので、足につけるピロボールは5mmのものを使用しています。

リアサスマウントは、とうとう導入アジャスタブルサスマウント。

リアの後ろはOP1882のEてのをつければいいっぽい。
リアの前は交換することは無いのでセパレートのAのまま。

後ろ足は、一番前まで出すと画像の赤丸部の傾斜が干渉して、足がせり上がる形になります。

干渉する

1mmスペーサ入れました。

完成、かっこいい!

ついてたポンダーステーはいらないので廃棄。
例によってフロントボディマウントの間にポリカ端材で作ったやつを入れておきます。

寸法はポスト間距離が71mmでポストが6mm、ポスト用の穴は6.5mmくらい開けておけばいいと思います。
ポンダーの穴は7mmなので、こちらも7.5mmくらいの穴をあけておきましょう。
こんな感じなんで作る人は参考にしてください。最近のツーリングカー用です。
作る場合は、平板ではなく、L字型になっている部分を使った方が歪まないのでおすすめです。

・フロント周りの組み立て

こちらもTRF420足、それに追加してダブルカルダンを導入。
ダブルカルダンは今回の目玉その3。

ドライブシャフトが44mmなんで下記から買ってしまえば特に追加部品の購入は不要です。

このTA05Ver2、説明書ではドライブシャフト長さが44mmなんだけどユニバ使う際は46mm使え、ってなってます。
でも46mmだと奥に干渉しそうだし44mmの方がしっくりくるので、44mmを入れました。

入ってたユニバは前後ともなかなかひどい状態。

なかなかひどいユニバ

使う予定はないけどきれいにしておきました。

手前は掃除済み、奥のはこれから

フロントサスシャフトは金メッキのものが入っていました。
状態がいいので使いまわします。

アクスルに入ってたベアリングは、前後共グリスが抜いてありましたが死んでますので交換します。

アジャスターは全部新品ローフレクションに交換。
ターンバックルはアルミ化。

フロントサスマウント、こちらはアジャスタブルではないアルミの旧来品を使用します。
フロントトー角の変更頻度は低いのと予算不足が理由です。

TRFダンパーは手持ちのものを流用、フロント350番オイル黄色バネ、リア400番オイルに青バネを入れておきます。
これも元はこのTA05Ver2についていたもの。
TB-05に使っていましたがフル整備して流用(というか戻します)。
その際、傷んでいるシリンダー2本は新品交換しました。
このシリンダーも定期的に交換が推奨です。

タミチャレST@サーキットDoさんに出場予定なので、モーターは17.5tを入れます。

レギュレーションでは6.60以上ということになっています。
TA05Ver2は70tスパーがついているので21tピニオンを入れると6.85になりますが、これでは遅すぎで使い物になりません。
68tスパー入れて21tピニオン入れると6.656になりますのでこっちにします。
TB-05が6.56なんで、コンマ1大きくなってしまいます。古いシャシはやはりかなり不利。

完成が見えてきたところで以下次号!

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