中古で買ったタミヤTA05Ver2をレストア魔改造する その2

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中古で買ったTA05Ver2をクラシックカーディーラーズのノリでレストアします。毎週金曜更新予定。
前回の続きです。
前回はこちら

・パーツを集めろ!

とにかくVer2のロワデッキが無いんですよ!

オーム模型もヤフオクもメルカリもアマゾンも、アメリカアマゾンやebayまで見たけど無い。当然タミヤでも欠品。
探しても探しても無い。
もうしょうがないから投げ売りされてる新品キット買ってそっから使うか、とか考えたんだけど、それならばそのキットを作れ、という本末転倒さも気になって購入は踏み出せず。

とか考えつつ何か月かモヤモヤしつつ、色々とチェックしてたらやっとヤフオクで出品されました。
なんとか落札しこれで組み上げることが可能に。

レストアするときは、気長に待つ、ということが重要と思い知りました。

このTA05Ver2は、タミチャレ使用可能なある意味現行車なわけで、重要パーツ入手できないのはきついっす。
タミヤさんロワデッキ一度再生産してください。
ノーマルとできればカーボン混入品も。ほんとお願い。3個買うから。

・各部組み立て編その1

・モーターマウントとサスマウントの取り付け

取説ではモーターマウントの組み立てから始まっています。
組み立てていきます。
ていっても掃除してスパー交換して各部チェック、そのまま新品ロワデッキに付け替えるだけなんだけど。

整備前
整備後、掃除した

スパーギアホルダー(青いアルミのパーツ)がけっこうくたびれているので、新品にしたいんだけどすでに在庫切れでした。
機能的には問題ないのでこのまま使います。

M8部品、「フロント後ろ」と「リアの前」に使うセパレートのサスマウントですが、両方ともAが指定となっています。後ろはXA使用になるけど。
元のシャシにはフロントだけオプションのアルミがついているのでこのまま流用、リアはオークションで安く購入したアルミ新品を導入。

ついでにヤフオクで安く仕入れたカーボンステアリングリンクを入れたステアを入れて動作確認。

ステアリングはするっするに動く

・デフの組み立て

ボールデフはついてきたものをフルメンテして流用します。
フロントのデフジョイントは左右で違うものを使っているようで、なんともかっこ悪い状態。

左デフジョイントがレーシングなんちゃらで右はキット純正
カーペットで走ってたようで、汚れはタイヤカスのみ
プレートには深い溝がついてた
タングステン玉とかつかってたのかしら
中古車のスラストベアリングはだいたいゴミみたいになってる
左が新品バネ、右は入ってたバネ

デフジョイントは交換した方が良さげなのでオプションのアルミ製を1組メルカリで購入。
デフプレート、ボール、バネ、プーリーも新品にします。
スラストベアリングは動作は大丈夫なので掃除してモリブデングリス塗布。

アルミデフジョイント導入、プレートは新品を接着
完成!美しい!!

バネはラジオペンチで一回つぶすんだけど、つぶした後で90度回転させてもう一度つぶすといいそうです。
前住パイセンに聞きました。

リアで使っていたボールデフ、まずデフジョイントに張り付いているデフプレートを外します。
外したデフプレートは廃棄するけどデフジョイントは流用。
こちらもデフプレート、ボール、バネは新品交換しています。

新品ボールを入れて、バネも交換、プーリーは状態がいいので流用、ネジをいい感じで締めこんで完成です。

代り映えしないんでいきなり完成画像

デフプレートは切り欠きの無いやつなんで接着しないとプレートが回ります。
TRFパーツからVGデフプレートグリス、てのが出ていますので懐に余裕のある方は買ってください。
VGデフプレートグリスを買ったところで今後一切使うことは無さげなんで、おいらは取説通り接着剤で貼り付けました。

なおボールデフを長期保存するときは、ネジを緩めてバネに圧がかからないようにすると長持ちするそうです。
再度走るときは忘れずに締めこんでください。

ボールデフ調整の記事はこの辺。

Ver2用のオプションとして、OP1312でギアデフも発売されていましたが、もう入手は無理っぽい状況。
TA07のプーリーの歯数がTA05Ver2と同じ37tなんで試しに測ってみると、プーリーの直径がTA07は34.74mmに対してTA05Ver2は34.51mmとほぼ一緒、流用が効きそうな感じ。

TA07のデフ。いけんじゃね?

これはいけるのでは、ということで組み込んでみたのですが、幅が合わずに入れることができませんでした。
TA07用の方が少し幅が広くて入りません。とほほ

じゃあDB01用のデフが使えるんじゃね?ってことで手元にあるDB01を分解して取り出したボールデフをTA05Ver2に入れてみます。
あ、いけそう。
てことでDB01用ギアデフを購入、流用することにしました。

DB01はTA05Ver2と同じ頃に出た車で、共通部品も多く使われており結構流用が効きます。

違いとしては、TA05用ギアデフのクロスシャフトは樹脂ですが、DB01用は金属が入っています。DB01用の方がお得かも。
で、このギアデフ、オイル封入式ですが極初期に作られたものなのでかなり工夫しないとオイルは漏れるそうです。
管理がめんどくさい方は、入れるならガムかアンチウェアがおすすめ。

OP-439 アンチウエアグリス

ガム入れると硬くなりますが、入れる量で多少の調整ができるそうです。
少なく入れると少し柔らかくなりますが、硬いもんは硬いです。

No.147 ギヤデフ用ガム

このデフケースは六角のタッピングネジ使うんだけど、ここの六角ビスは舐めやすいので一度プラスのタッピングネジでネジ山切ってます。

おすすめ

ベベルギヤは、こんな感じで平らなやすりの上で滑らせて、平面出しておくといい感じになります。

800番やすり使用
新品なので特に苦も無く完成

OP.1329 DB01ギヤデフユニット

ちなみにDB01用のギアデフを流用する場合は上記のOP1329のものを使ってください。
こちらは37tなのでTA05Ver2に流用可能です。
DB01RRRに付属のものは39tなので流用は不可。
DB01RRRはTA06からの流用が多くなったのでTA05Ver2には使えません。
ああめんどくせえ。

TA05用のワンウェイは持っているんでプーリーを交換して使いまわします。
内部は洗浄しフッ素コーティング、セッティングパーツとして確保しておきます。

ワンウェイ。プーリーは新品

これでフロントはボールデフorギアデフorワンウェイという選択が可能に。
冬場の北海道では前後ボールが楽ですが、もうフロントガムデフでも行ける季節です。ワンウェイだって行けるかも。

・ギアケースの組み立て

次工程がギアケースの取り付け、特に問題ないので流用しようとしたのですがスタビホルダーがついていないのでA部品を購入しなければなりません。
A部品はTA05もVer2も部品番号は51208で同一、探しますが案の定どこ見ても売り切れです。
さあどうする?!

次回こうご期待!

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