てわけでコラムです
さあ皆さんもラジコンに興味が出てレースに参加したくなったはず！
レースには「決まり」（レギュレーション）があります。
そのレギュレーションの見かた、具体的にどうすればいいかを説明します。
まずはレースの花形、ツーリングカーのタミチャレGTから。
タミヤのラジコンレースに出る場合、まず大前提として「タミヤ製以外の部品は使ってはいけない」となっています。
ネジ1本でもダメです。
例外としてはケーブルをまとめる為のタイラップとか重りとかかな。ただ重りはシンプルな形状のものでなければいけません。
タミチャレGT（2019年版）
毎年変わりますが2019年度版はこんな感じです。もう今年も終わるけど。
使用可能シャーシはわかるかと思います。
・使用可能ボディ
以下から選ぶことになります。こだわりが無ければライキリ（軽量ボディ）を買えば大丈夫です。
「タミヤ RC特別企画商品 1/10 RC ライキリ GT 軽量ボディパーツセット 47324」てやつです。
ライキリGTボディは塗装済みの物もありますが、すぐ割れますので手をださない方がいいです。特に白は即割れます。
また、ライキリはエンジンカー用もあるので間違えないよう注意。エンジンカー用は使えません。
ライキリ以外では、新型NSX、MOTUL AUTECH GT-R、フェラーリ458なんかをよく見かけます。
・モーター
モーターはTBLM-01(16T)もしくは02S(15.5S)となっています。
どっちかっていうとTBLM-02S(15.5T)の方がおすすめです。
TBLM-02Sはモーターの回転数の調整ができますが、KV値で2500KVを超えてはいけません。KV値の測定ができない場合は箱出しのままにして調整しない方がいいです。
・アンプ
アンプはTBLE-01S、02S、03Sの3種類から選べます。
03Sは小型ですが壊れやすいため評判が悪く、01Sは信頼性が高いのですが大きく重いです。
私が使っている03Sは当たりだったのか壊れたことはありませんが、ギャンブルが嫌いな方は01Sを選ぶってのもありです。（02Sはいまいちパンチがないとか聞いた記憶があります）
ここだけの話しですが、古い03Sと、オプションの白いベルトが入っているTA07は非常に相性が悪く、よく壊れると噂です。
ブラシレスアンプの03はいくつかバージョンがあり、最初期型は画像の赤丸部のケーブルカバー的なパーツがありません。
カバーが無いと抜けるやらショートするやらしますので避けてください。
その後このカバーがついて、いつの間にか中の基盤も改良されましたが基盤の新旧は外観からではわかりません。
じゃあ一番新しいやつならいいのか？と言われるとなんとも言えませんが、購入するなら商品の回転のいいお店で買ったほうがいいです。
・バッテリー
LF-6.6V2300、2200、1600のいずれかを使います。
1600ではパンチが無く勝負になりません。2300は搭載がめんどくさいので使ってる人みたことありません。
2200使うのが無難です、っていうかみんなこれ使ってます。
・タイヤ
「47302 5本スポークホイール白 接着済みラジアルタイヤ4本 24mm・オフセット0 タミチャレ公認タイヤ」を使ってください。
中身はミディアムナローレーシングラジアルと5本スポークホイールですが、バラで買うよりも安く済みます。
タミチャレやってるお店であれば販売していると思います。
・ギア比
慣れるまでこれはちょっと難しいです。指定しますのでこれ使ってください。
TT-02の場合、以下の物が必要です。
「OP.1500 TT-02 ハイスピードギヤセット 54500」
「スパーギア68T」
「ピニオンギア27T」
OP.1500 TT-02 ハイスピードギヤセットを入れた上で、スパーギア68T、ピニオンギア27Tの物に変えてください。
下記だとスパーギアもセットになっててお得です。
TT-01の場合、以下の物が必要です。
「OP.665 TT-01 スパーギヤセット（55T/58T）」
「ピニオンギア23T」
OP.665 TT-01 スパーギヤセットに入っている58Tを入れた上で、ピニオンギアを23Tの物に変えてください。
他の組み合わせでもギア比を合わせることはできますが、とりあえずこの組み合わせで間違いありません。
TA、TBを使う人は取説見てください。
ちょっとアドバイス
ツーリングカーで結果出せてない私がアドバイスするというのもなんなのですが少しだけ。
・タミチャレ 指定タイヤについて
タミチャレGTで指定されているタイヤははっきり言って全く曲がりません。
なんとかシャシセッティングで曲がるようにしなければならないのですが、まずはプロポの設定で舵角を増やしましょう。
サーボから「ギギギ」とかいう音が聞こえないギリギリのところまで舵角を増やしてください。
ただ舵角を増やすとタイムが落ちます。
ゆくゆくは少ない舵角で曲がれるように、セッティング能力を上げましょう。
また、このタイヤは使っていると表面の一部に変な艶が出ることがあります。この艶が現れるとタイヤのグリップが著しく悪くなります。
冬季のカーペット路面だと顕著なのですが、タイヤ表面の一部に変な艶が出ている場合、クリーナースプレーなどをかけてガシガシこすって下さい。
元のグリップが戻ります。
とにかく力強くこすってください。表面を溶かして削り取るようなイメージです。
これでダメならば新品タイヤを買ってください。
このタイヤに関しては新品に勝る中古無しです。
この変な艶、アスファルト路面ではほとんど現れません。カーペットでも暑い時期だと出ることはあまり無いように感じます。
艶が出る原因なんですが、空転して熱で溶けたところで冷えて即固まる、ってのが原因かなあ、と思っていますがよくわかりません。
